脱炭素に向けた中小企業支援
■脱炭素に向けた中小企業支援事業
『炭素(CO2排出量)の見える化事業』への参加事業者募集
川崎市内の中小企業の脱炭素経営を推進するための「炭素(CO2排出量)の見える化」事業への参加事業者を募集します。
参加していただいた事業者には、エネルギーの見える化ツール (事業活動で使用する電力と空気圧の使用状況を把握する計測器) を設置し、専門家による省エネ対策のコンサルティングを無償で実施いたします。
本事業は、環境省の令和6年度「地域における地球温暖化防止活動促進に対する補助事業」を活用し、 川崎市地球温暖化防止活動推進センターが実施するものです。
概要
世界初の空気圧エネルギー計測技術によって見逃しがちな空気圧の使用における空気エネルギーと電気使用量を実際に計測、無駄を省き脱炭素につなげることを計画しております。
- 使用状況をオンライン把握~解析し効率化により 使用電力を減らし炭素排出量を削減
- 生産ラインの運用の見直しや装置の更新を図ることで電気使用量の90%が削減できた事例 (以下エアパワー省エネ診断事例(3)参照)
- 2030年に向けた脱炭素推進とともに、コスト削減、今後の取引先からの脱炭素取組要請に備える等のメリット
エアパワー省エネ診断事例(1) (pdf形式483KB)
エアパワー省エネ診断事例(2) (pdf形式513KB)
エアパワー省エネ診断事例(3) (pdf形式469KB)
- 電力、空気圧を把握する「エネルギーの見える化ツール」を工場に設置
- 上記にてエネルギー使用状況を実測し省エネコンサルティングを実施
- 川崎市作成の「中小企業向けCO2排出算定ツール」の活用
- 事業で得られたデータは公共のための情報提供事業に活用
【計測機器設置に関して】
- 電力測定のため、電源盤への測定器を設置 ⇒ 電力等の停止はなく配電盤内の配線に機器をクランプで止めることで計測可。
- 空気のエネルギー測定のためエアー配管のカプラ部に計測器を設置 ⇒ 配管の切断はなくカプラ部への計測器の取り付け作業のため、半日程度の該当配管部分の空気の使用停止が必要(日時等は個別調整)
・スケジュール
8月2日 参加事業者説明会
9月~12月に計測器を2週間程度設置、その後分析しコンサルティング実施
参加要件
(本事業への参加ついては、以下要件を承諾したものといたします。)
- 本事業は、川崎市が作成した「中小企業向けCO2排出算定ツール」(電力、ガス、ガソリン等CO2排出状況を把握)を活用する。
- 「エネルギーの見える化ツール」(電力と空気圧の使用状況を把握)を使用する。 一定期間(概ね2週間程度)設置し、電力と空気圧の使用状況(各種機器の使用、制御状況)を把握する。
- 本事業へ参加する者は、「エネルギーの見える化ツール」の設置、およびに撤去の作業に際して、該当する各種装置類の停止を許容する。なお、作業にあたり、万一損害が発生した場合については、川崎市地球温暖化防止活動推進センターが責任を持つ。
- 本事業に関するコンサルタントを派遣し、参加事業者へのCO2排出量削減の支援を行う。
- 本事業で知り得た参加事業者の情報については、第三者には開示しない。
- 当センターは、本事業を通じて得られたデータ(業種、所在地、エネルギー使用量、エネルギーコスト、アドバイス内容等)を参加事業者が特定できない形に加工して、公共の政策目的のための情報提供事業に利用する。ただし、必要がある場合は、当該事業者の了解を得た上で当該事業者の情報を公表できる。
- 反社会的勢力に関係する事業者は、本事業に参加できない。
- 事務局は当センターが担う。
参加申し込みは締め切りました。(募集件数3、先着順)
募集締め切り:2024年7月26日(金)まで
■脱炭素経営『炭素の見える化』事業パンフレット
以下の画像をクリックすると2023年度の脱炭素経営「炭素の見える化」事業報告パ ンフレットがダウンロードできます。(10.2MB)