川崎市内の10代の若者が、地球温暖化をテーマにアート作品を制作しました。
この脱炭素アートは、日本理化学工業のキットパス(川崎ものづくりブランド認定製品)を使用して描かれています。
※川崎ものづくりブランド キットパスとは
https://www.k-monobrand.com/category/ninteikai-ja/02nd-ja
川崎市立宮前平中学校 美術部
原画制作者:尾藤 蒼羽、他
制作者:小林 茉椰ラシェル、八巻 美結、松本 勇毅、中島 詩月、因幡 春子、岩崎 彩華
『かけたピースをはめていこう』
現在の地球は荒れているので、優しい環境が欠けていることをパズルのピースで表現しました。ピースには、それぞれ「こうなってほしい」という思いを込めています。
丸く、優しい地球にするためには、私達の手でピースをはめていくことが大切だと思います。
川崎市立東橘中学校 美術部
『フューチャーわールド』
飛び出す絵本をイメージしました。絵本の中は「エコな世界をみんなで目指そう」という意味で動物や人が輪になって手をつないでいます。輪になっている黒人と白人、本を持っている人の手の色を変えたのは差別をなくすという意味を込めました。
本を持っている手は見ている人が本を持っていると感じられるように意識したので、ぜひ手をかざして見て下さい。
川崎市立住吉中学校 アニメ・美術部
『繋ごう 支えよう 私達の未来』
私達は、今起きている問題·課題と目指すべき理想の未来を対比させながら描きました。例えば、地球温暖化で氷が溶けている様子を問題側に入れたり、理想側にECOカーや花々を咲かせたりするなど、よりよい未来を想像しました。
また、人種差別問題である黒人差別をなくすために手と手を取り合うようにしました。
川崎市立橘中学校 美術部
『地球の恵み』
澄んだ青色の地球を背景に、白い一輪の花。
それは、生命の神秘·輝き·純白さを表した。太陽に照らされた力強い花には、紫·黄·桃·緑など様々な色が使われており、生命感あふれる鮮やかさが表現されるように意識して描いた。目立つように輪郭を濃くしているのも工夫の一つである。右上は、四色を混ぜて点を打つことで繊細に空を表現している。インパクトのある地球の奥に紫などの濃い色を入れることで立体的な奥行きを演出させており、はっきりとした印象を持たせるために周囲を白くさせた。太陽の光をわざとぼかし、眩しさを演出させている。全体の構成は授業で習ったデザインを活かし、バランスを工夫した。この作品を通して、光合成を行う役割を担う植物を尊び、生かそうという考えが見た人に伝わることを願う。
川崎市立稲田中学校 美術部
『転換~環境問題からみんなが平和に暮らせる世界へ』
今の時代、地球温暖化の影響で大気不安定がおきてしまい、台風や集中豪雨、さらに木の伐採で動物がすむ場所がなくなったりと、いろいろな環境問題がおきていいます。
そんな温暖による問題を転換したい、緑豊かな、CO2ZEROを目指し温暖化のない平和な世界にしたいと思い、この絵に込めました。
内藤アカデミー 放課後スクール 5年生・6年生
『未来』
よごれて住みにくくなった地球を、みんなで力を合わせて、きれいな住みやすい星にしていくことが大切です。取り組まなければならない環境への問題はたくさんあるけれど、きれいな空気、きれいな自然、きれいな地球を守るために僕たちができることは、小さな良いことの積み重ねです。
社会福祉法人みのり会 生活介護 セルプ宮前こばと 作者:原田奈々
『恐竜』
キットパスを使って初めて大きなボードに描きました。現在の様な環境問題がない太古の昔に生きていた恐竜を絵画講師と相談しながら制作する事に決めました。普段使用していない画材ではありましたが軽やかに使って描く事ができました。
川崎市地球温暖化防止活動推進センターでは、「脱炭素かわさきアート・フェス」を開催しています。
今年の夏の猛暑、「地球沸騰化」と呼ばれています。この地球規模の気候と環境の変化への対策と対応が求められています。
川崎市は、2050 年までに「脱炭素社会」の実現を目指し、2030 年には二酸化炭素の排出量を半減させる計画を立てており、脱炭素化した社会、環境を大切に思う気持ち、SDGsの実現のための努力などの課題について「共通のイメージ」があると、みんなで努力する機運が向上します。
そこで、 展示スペースを活用して「脱炭素(環境)×アート」をテーマに作品を展示します。
展示期間:2023年10月14日〜12月27日